【新たなる勝ち方を求めて】イギリス

どうも、ホグワーツレガシーの診断はハッフルパフでした、四扇イドラです。

 

シリーズ全体の趣旨的なものは前回の記事にあるので、そちらをご参照ください。

ということで、第1回のイギリス編です。

なお、画像はブラウザツール

Dipssistant Lite

の盤面をスクショしたものとなっております。

基本的な考え方

盤面を眺めてもらえば一目瞭然かと思いますが、イギリスは西にあり、かつ北にあり、かつ海軍国である。

ということで18拠点取る場合にイギリスの取りうる方針としては、西側を取ったうえで東に進む、北側を取ったうえで南に進む、海沿いを取ったうえでどこかで輸送する、の3パターンがありうる。それぞれ触れていく。

 

・西側を取る場合

ゆくゆくはStPを取りたいからロシアと最後まで仲良しということは難しそうだが、序盤で争う必要はない。むしろ主眼はいかにフランス・ドイツの領土を取っていくかである。が、仏独と同時に対立しては劣勢におかれるだけである。

したがって西欧3か国のうち2か国側に入って残る1か国に侵攻しつつ、機をみて同盟国を裏切りおいしいところを取っていく、というのが基本路線になろう。その際、ロシア、オーハン、ないしイタリアの協力を得たい。

なお、トルコとは最終盤面まで仲良くできるので情報交換は大切である。

 

・北側を取る場合

ロシアを速攻することになる。将来的にはブレストあたりは欲しいものの、フランスと争うメリットは少なく、むしろ挟撃の恐怖のほうが大きい。ドイツを適度に(対露で協力できるくらいの余裕はありつつ、伸長を許さない程度に)突いてもらいたいところだが、そんなうまくいくだろうか。

3か国同盟(英仏独)などといって対立を先延ばしにし、そのうちに北欧を確保したいところ。

なお、やはりトルコとは最終盤面まで仲良くできるので情報交換は大切である。

 

・海沿いを取る場合

イギリスが島国であり、増産が本国でしかできない以上、行軍効率としてはこの戦略が最も良いだろう。が、実は同盟を組む相手がかなり悩ましい。

フランスはイベリア半島防衛を考えても将来の対伊を考えても海軍は必要不可欠であるから、イギリスとはいずれぶつからざるを得ない。陸軍国に見えるドイツだが、オランダ、ベルギーをめぐって争いが生じうるし、キール、ベルリンと海軍を作れる下地はある。ロシアが陸軍国となる決意を固め、英土と組んで西進する勇気があればそれが一番だが、どうせ北欧の帰属で揉める。

結局は三枚舌外交をして独仏露を互いに争わせつつ、気づけば海岸と海を押さえていたとするのが良いのだろう。(が、イギリスの三枚舌外交は最初から警戒されている。)

なお、トルコが海軍国の道を選んだ場合は伊仏がいなくなったころに西地中海か中大西洋あたりでぶつかる。強くなりそうな陸軍国に協力してもらうのが良いだろう。そういう意味ではオーハンと最終盤面まで仲良くできるので大切にしたい。

12拠点でいいなら

さて、ここからが本題。12拠点でいいなら、上述のような”基本的な考え方”にとらわれることなく自由に戦略を立てられるんじゃないだろうか。

12拠点取れている状況をいくつか抽出しつつ、様々な可能性に思いをはせていきます。

 

とはいえ、34拠点のなかから12拠点をランダムに選ぼうとすると5億通りくらいある。まあ本土は取られない想定で、かつ最も遠い国の本土は取れなかろうという前提で、それでも300万通りくらい?

当然全部は見れないから、頻繁にありそうないくつかの状況と、面白そうないくつかの状況をピックアップするということで。

プランA

フランスおよびイベリア半島の拠点を取りきったうえで、ドイツ領近辺の拠点をいくつか押さえた状態。

最初から独仏を同時に攻めることはできないから、ドイツと協力してフランスを攻めることになろう。そのうえでドイツを裏切り、大西洋の制海権を握りつつ、海軍で支援しやすいオランダ、ベルギー、デンマークを取りに行くとこのような形になる。

ロシアの方向にも、地中海にも進まなくていいため北海周りにユニットをさきやすい。後半にはオーハンないしロシアを気にしなくてはならないドイツどのユニット数差を活かして電撃的に拠点を奪い、時間切れに持ち込むという戦略になろう。

この場合、ドイツの初期拠点をもっているのがドイツかロシアかはどちらでもいいので、独露の争いが早期に決着しないような努力が求められる。

最大の難関は、フランス攻めというイギリスに利がある戦略にドイツが乗ってくれるかである。ベルギーを陸軍で譲るなどして、イギリス本土の防衛を維持しつつうまく乗せる必要がある。

プランB

フランスおよびイベリア半島の海岸拠点を押さえた後、北欧を取りに行った状態。北欧を取り切ったあとでイベリア半島に向かっても同様の形になる。

端的に言ってしまえば英独同盟を維持するという戦略である。フランスがイタリアに構ってくれるようなら北欧を処理していいし、そうでないならフランスから何とかしたい。イギリス支店では、ドイツとは陸海分業によってわりと同盟を維持しやすい。ドイツ支店では背後の圧があるのでうれしくはないだろうが。

ユニットを南北に振るので時間が間に合うかと、拠点を取り返されないかが悩ましい。イタリアがレパントを完了させ、あるいは諦める前に西地中海の防衛ラインを築いておきたい。

最後の4ないし2ターンを使ってドイツの背後を突き、拠点数でぎりぎり上回って終わり、というのが望ましい。北欧を取った後の海軍の配置はこだわろう。

プランC

フランスおよびイベリア半島を取り切った後、そのまま地中海を東進した状態。

これも英独の同盟を維持する戦略であり、プランBより強固な信頼関係が必要になる。ドイツが海軍を造って全力で北海を取りに来たら普通に本土に上陸され、他方のドイツは北欧を取ることで防衛しやすいので、イギリスに厳しい同盟の形といえよう。

ちなみにノルウェーは初手とれるが、持っておくとロシアとの関係も含めてややこしいので適時にこれをドイツに譲り、交換としてベルギーに海軍を侵せてもらうなど協力しやすい工夫が求められる。

最大の難関は、初手でフランスを攻略しきれるかである。ドイツの北欧行に数ユニットをさいた状態で挟撃の利を生かし切れるかは微妙。とくに春占領ありのフランスは固いのでフランスのミスか、幾分かのラッキーが必要となる。

 

以上が初手フランス攻めの戦略の一例である。プランCはドイツの裏切りとの勝負であり、時間が長くなるにつれ裏切りの危険性は大きくなる。ロシアとの決着がつく前に時間切れが来そうな場合のみ選択できそうな気がする。

プランD

ドイツを取り切ったあと、そのまま盤面中心へと進行を進めた状態。

最終的にワルシャワを持っていることはままあるがStPから南下するケースが多いので、かなりレアケースっぽい盤面。その後も継続となると露仏に挟撃されるリスクが高く、ミュンヘンあたりがウィークポイントになりうる。

ドイツを攻略した後、フランスが領土の主張をしないかという問題がおそらく最も大きい。というか、フランスがドイツ挟撃を手伝ってくれるかが怪しい。三国同盟などといってベルギーに陸軍を上げ、北海の海軍と2軍で攻略していくことになりそう。フランスにはほどほどのところでイタリアの背後を突くよう唆したい。

ロシアは最後に裏切ってワルシャワを取るイメージ。

プランE

プランDの最後をワルシャワ取りからブダペスト取りに変更した状態。

ロシアが思いのほか協力的とか、オーハンが諦めてくれるとかですんなり進めるならこれもありだろう。もちろん、陸軍が縦に伸びて怖いことこの上ないが、ウィーン、ブダペストを連続で取れるなら差し切りの可能性もある。

 

以上がドイツを取り切るプランの一例。いずれの場合でもフランスとの協力ないし不可侵が必要となるが、それはドイツ攻めするなら当然であろう。フランスもトルコのほうまで伸ばせれば勝ち目があるため、同盟の余地はある。

いずれの場合でも陸軍が縦に伸びて怖いので、時間管理が重要になりそう。

プランF

北方に伸びていった状態。

ドイツをフランスと分け分けしたうえでロシア攻めに転じるのでも、北欧を取ったうえでドイツを裏切るのでも良いだろう。後者の場合は北欧を取るまでドイツと協力したいから3国同盟などといって時間を稼ぎたい。(この形はフランスにも有利に働くので、イタリア、トルコあたりに情報を垂れ流すなどして時間を稼いでほしいところ。)

ロシアをほとんど取りに行くために、StPを陸軍で取れるようにしたい。海軍が入ってしまうと陸軍が入っていくルートがなくなってしまうので。

フランス海軍の北上さえ気を付ければ難関は少なそう。後半フランスとの支援の出し合いが難しくなるのが困難であるから、トルコかオーハンか、そのあたりの協力者を探したいところ。

プランG

ロシアを完全に取り切った状態。

モスクワ、ワルシャワまで進めることができればそのままなんかすることもできなくはない。当然そこにはドイツ陸軍とオーハン陸軍がいるであろうから、うまい具合に争わせて漁夫りたいところ。

トルコがセヴァストポリで粘る可能性が高いから、そのあたりがネックになりそう。序盤にトルコが劣勢そうなら(ロシアとトルコの仲が悪そうなら)選択できるが、そうでないならドイツ攻めをするほうが難易度は低いと思われる。

なお、デンマークは最終年に騙取したいところなので、うまいこと警戒をはがしておきたい。

プランH

イギリスという名のロシアになった状態。

こんなことが可能かどうかはわからないが、北方の海から陸軍をガンガン輸送していけばいけないこともない、気がしないでもない。デンマークは最後のターンに裏切ればいいだけであって、西欧3か国での協力ができそう。というか協力しないと実現しえない形。ベルギーを上げるからスウェーデン欲しいなどといって北欧を盤石にし、独仏を仲裁するスタンスをとって和平を保ちたい。

ちなみに輸送経路が細い関係で、間に合わせるには早々にStPを落とす必要がある。序盤からフランスとの信頼関係を築かなくては厳しいだろう。

 

以上がロシアを攻略するプランの一例である。

ロシアに行く以上は北欧は押さえておきたく、拠点数を伸ばしユニットの増産をするためには、やはり北欧の拠点は欲しい。ドイツを攻めるならいいとしても、協力するのであれば調整の必要がある。

プランI

イギリス海峡からバレンツ海の沿岸を押さえ切った状態。

ブレストは最後の数ターンで裏切るとして、主にドイツの沿岸部をどうするかが問題となる。フランスに手伝ってもらいたいところだが、ベルギーを欲しいなら同盟の合意ができないおそれがある。フランスにうまみが少ないので。

ということで、西欧3国同盟などといって北欧に行き、StPを取ったところでドイツを強襲するというのが妥当なルートに思われる。ドイツの背後への意識が適度に薄れたところで裏切りたいというところ。早すぎるとオーハン攻めに行ってくれてないし、遅すぎるとStP到達後の裏切りを予見されるおそれがある。

プランJ

中大西洋からノルウェー海までの沿岸を取り切った状態。

ブレストではなくポルトガルを取りに行くこともできる。いずれにしてもドイツとの協力で初手フランス攻略に取り組むのが良いだろう。この形を目指すには陸海分業で拠点の分け分けがしやすいので。

ドイツが北欧を全部くれるかは大変怪しい。デンマークを取る=ドイツへの宣戦布告だし、スウェーデンを譲らないだけでもかなり怪しい。オーハンにドイツをつんつんしてもらうか、その余裕がなければイタリアのほうに伸びていくしかない。

 

以上が海軍国に徹するプランのいくつかである。陸海分業ができるからドイツとは仲良くしやすいだろう。(ドイツとしても、わざわざイギリスと戦わなくとも東方に拠点がいくつもある。)が、イギリスとしてはトルコまで行くのはさすがに間に合わない。となると、ドイツの背後を突くくらいしか勝ち目が出てこない。そのためにはオーハンと協力したいところである。(が、オーハンに伸びきられると抑えようがなくなるので、さらに背後からトルコにつんつんしてもらいたい。)

コメント

以上がいくつかのプランでした。

少し冗長になってしまったが、10通りをお示ししたところで、いったんの終わりとします。今回取り上げてみて思ったのが、存外柔軟に組んでいいように思われる。そのなかで、最大公約数的に言えそうなことをいくらか付言してこの記事を終えます。

第一に、西欧の同盟は長続きしうるし、させてよいと思います。。西欧で拠点の確保とユニット増産ができなくとも、12拠点までであれば戦えます。3国が最後まで、とはいかなくとも2国間の同盟は大事にしたいところです。

第二に、意外と陸軍を使えるし、使ってよいと思います。海軍で防衛を固めてから背後に陸軍を送る、というイメージの強いイギリスですが、時間制限がある場合はそんな悠長なことをしている時間がありません。積極的に輸送するか、そうでないなら海軍国に徹し、前線を上げる必要がありそうです。

第三に、やはり北欧は重要です。イギリスを検討して思ったのが、とにかく近くに拠点が少ない。仏独どちらかを攻略しきるならともかく、同盟をするのであれば北欧を取って増産という一連の流れはマストになってくる気がします。

 

何か他にも思いついたら書き足すと思いますが、とりあえずはこんなところで。

次回はフランスを検討します。