どうも、桜はもはや入学の象徴といより卒業の景色になっているように感じる、四扇イドラです。
【ディプロマシーの初手を開拓しよう】今回からドイツ編ということで。
正直に申し上げると、ドイツを対人ゲームでプレイしたことがなく、対戦相手の戦略を見ていたのと、対AI戦の経験を書くことに終始することになります。
しかも、対AI戦が無書簡でパターン化しやすく、奇抜な選択をするとたいてい負けることに起因して、持っている手札はたった2つしかありません。盤面上仕方がないイギリスと違い、多くの選択肢を持っていることが強みのドイツでこれは困ります。
ということで、今回は簡単に僕の手札を紹介し、次回以降の開拓に力を入れたいところです。(僕の持っている選択肢はいずれも定番でわかりやすいでしょうから、詳細な説明が必要とも思えません。)
なお、全体の趣旨的なものは前回の記事にありますので、ご参照ください。
画像はオンラインでディプロマシーをプレイできるwebDiplomacyというサイト
の対AIゲームの盤面となります。
ちなみに各オープニングの名前はテキトーです。名が体を表してないこともままあります。
1 北上オープニング
キール→デンマーク
ベルリン→キール
ミュンヘン→ルール
1901年春の確実な1増をデンマークに使う行軍。
デンマークに行った海軍は次ターンスウェーデンSOに使ってもいいし、ホールドにしてもいい。親仏親露対英の方針が決まっているのであれば、北海、スカゲラクあたりに浮かべてもいいだろう。
オランダ獲りは確定ではないが、ミュンヘンからの支援を使えばおよそ大丈夫。
フランスが対独の方針を取ってブルゴーニュに入ってきたときは面倒だが、ルールをミュンヘンに戻してキールをオランダに進める形で対応できよう。イギリスにオランダ進出を妨害する余裕はない、と思いたい。
オランダ、ルール、ミュンヘンのラインに陸軍を配置できればフランス単独で突破するのは不可能だし、ヘルゴラント湾に海軍を浮かべられれば英仏相手に時間稼ぎはできる。
その間に、北方からロシアに、南方からイタリアにちょっかいをかけてもらい、反撃の様子をうかがうしかないだろう。
2 西進オープニング
キール→オランダ
ベルリン→キール
ミュンヘン→ルール
1901年春の確実な1増をオランダに使う行軍。
英仏が協力しないかぎり次ターンにベルギーも取れそうだが、反対にデンマーク獲得はイギリスの戦略次第だがかなり危うい。
また、1901年秋のスウェーデンSOをすることができなくなるため、ロシアの北欧進出は許すかたちになる。
対英、対仏どちらにも使えるが、いずれにしても残り1か国の協力は必須である。
強いていうならロシアへの圧力が少ないぶん、親露策といえ、ロシアの協力を活かすのであれば対英包囲を展開したいところ。間違っても英仏対独露などとしてはいけない。
冷静に考えると、そこまで強いオープニングではない気がしてきた。
コメント
ということで、現状僕が使えるドイツのオープニングでした。
正直なことをいうと、ドイツは英仏が陸海から挟撃するのに絶好のポジションにあるので、初動はかなり苦しい展開になります。
行軍効率が落ちて十分な増軍ができなければそのまま押し切られて潰されるので、2増はしたいです。
とはいえ、3増になると警戒されて包囲が強くなってしまいますのでこれも避けたいところです。
初動の圧を耐え忍べばそのうち英仏が勝手に喧嘩してくれるはずなので、ドイツは器用な立ち回りと忍耐力が求められましょう。
という意識のもと、北上オープニングをしたうえでスウェーデンSOをせずロシアと仲良くするか、イギリスが協力してくれそうなら対露防衛で協力しつつフランスを挟撃するというプランに落ち着いているところです。
なお、ドイツは盤面の端に接していませんので、英仏露(墺)に協力されたらどうしようもありません。そうならないように、英仏ないし英露の離間に努めましょう。
次回からはちょこちょこ調べながら、僕にも使えそうなオープニングが他にもないか検討していきます。