【新たなる勝ち方を求めて】イタリア

どうも、推しのF1ドライバーはルクレール、四扇イドラです。

 

今回も引き続いて、イタリアの勝ち方について検討していきます。

なお、画像はブラウザツール

Dipssistant Lite

の盤面をスクショしたものとなっております。

基本的な考え方

イタリアは盤面上は中央南に位置するが、拠点の配置的には一応東欧に分類される。よって、南側かつ東側に位置する海軍国、ということになる。

盤面右下に鎮座しているトルコが地中海進出を目指して海軍を強化すると、必然的にぶつかることになる。どちらかが陸軍化するか、イタリアが西進する以外に仲良くする途はなさそう。イタリアが方針を変える場合には、フランスかオーハンと戦うことになる。

 

・南側を取る場合

妥当に倒に地中海の制海権を採りに行くのが良いと思われる。トルコ海軍を放置したまま南側を平定することは不可能である。問題が大きくなる前に抑え込みたい。もちろん、オーハンと協力したいところである。

トルコを封じたあとでフランス攻めに反転することになろう。とはいえ、それだけでは足りないから陸軍をつくってオーハンを圧迫していくことになる。

 

・東側を取る場合

東側を取り切るというプランであれば、中盤以降陸軍の増産が不可欠となる。なにせモスクワまで行かなくてはならないのだから。かといって海軍を弱くするとトルコを抑え込むのに苦心するし、本土を守るのが難しくなる。終盤にはフランスないしイギリスが海から迫ってくる可能性があるから、そのあたりにも目を配らなければならない。

もちろん、先に陸軍をつくってオーハンを攻略するという手もある。

 

・海沿いを取る場合

地中海平定後に、なおも海軍を増産し、大西洋まで繰り出すというプラン。西地中海-中大西洋を突破するところで詰まりそうな気がするが、イベリア半島を落とせさえすれば、大西洋に出ることができる。

北欧までは必須でなく、ブリテン島に届くかが1つの指標になりそう。

 

個人的にはトルコを攻略できるかが最大の問題だと思っている。逆にいえば地中海を平定してしまえば、その後はわりと安心して軍を動かせそう。

序盤が難しいからこそ、時間制限のあるゲームにおいていっそう勝てないポジションともいえる。そういう意味では、”12拠点でいいなら”というより、”1908年までしかないなら”という視点で考える必要がある。

12拠点でいいなら

プランA

地中海を正しく確保した状態。スペインからスミルナまでの沿岸を全部取れれば11拠点で、プラス1拠点必要ということになる。ポルトガルまで延びれれば12拠点に届くが、西地中海-中大西洋を突破しないといけないので、少し骨。

現実的には陸軍をつくってバルカン半島からオーハン本国あたりで1~2拠点取りに行くのが良いだろう。

僕の好きなレパントから自然な流れで行軍していくとまあまあこうなる。うまい手順でトルコを落とさないと時間が足りないと思われる。

難しいが、ウエスタンレパントからの展開でも実現できるだろう。

プランB

レパントのあと、海軍を西に進めることなく陸軍の増産に注力した場合。

イオニア海、エーゲ海あたりをもっていれば輸送でギリシアやコンスタンティノープルに陸軍をもっていけるので、独力の挟撃が一応可能となる。

トルコ退場後はロシアがオーハンを攻めるのがありがちな流れなので、ロシアより早く、あるいはロシアの目を盗んで内陸に入っていく必要がある。

最後まで西欧諸国と仲良くできるのが利点。フランスが仲良くしてくれるかは知らないが。

プランC

ウエスタンレパントから自然な流れで海軍を進めるなら、この盤面を目指すことになる。

フランスを背後からたたいて、イギリスと協力して、または目を盗んで中大西洋に入り込む必要がある。ウエスタンレパント自体が珍しい手順なので、覚悟を決めればイベリア半島までは行けるような気がしている。

そのあいだトルコがおとなしくしてくれてるだろうか、という不安はある。止める手立てもないのでロシア・オーハンと喧嘩してもらいつつ、トリエステあたりはもらっておきたい。維持できるかは怪しいけど。

プランD

海軍国になることをやめて陸軍国になる覚悟を決めた場合。

この盤面になるような展開でトルコが何をしているのがかなり謎だが、対戦相手をトルコでなくオーハンと定めれば、こういうプランになりそう。

拠点を増やすのに使わないにしても初期拠点の維持のためには一定の海軍も不可欠だろうと思われる。最小限の海軍でイオニア海-ギリシアのラインを維持することになろうか。

プランE

ウエスタンレパントの帰結の一つとして考えてみたが、こんな盤面になるだろうかと訝しんでいる。

西側がイベリア半島で止まるのはいいとして、その後トルコを放置して、しかもオーハン領に進むというのは、難しいような気がする。ギリシア-イオニア海-チュニスで防衛ラインを引けば実現可能だが、そもそもギリシアを取れる未来があんまり見れない。

まあ、一案までに。

プランF

横に伸びずに縦に伸びたらどうなるか、という検討。イオニア海を確保、からの陸軍輸送で一応、進路が2本できる。から、実現できないでもない。

バルカン半島での対土地上戦を制する必要がある。

ギリシアを取れてしまえば意外とどうにかなるかもしれない。

プランG

バルカン半島にこだわらないバージョン。フランス、ロシアあたりと協力できれば可能性はある。おそらく初手チロル入りは不可欠だが、独墺に対応されると突破するのは骨。英仏、露土をそれぞれ楽させることになるという結末に終わる気もする。

プランH

さらに縦に伸びきるプラン。

普通に挟撃に弱いので、独墺が忙しい場合にありうるくらい? まあネタの一つとして。

コメント

以上、いくつかのプランでした。他の国に比べて明らかに実用的なものが少なかった気がしますが。

いくつかまとめて終わりたいと思います。

第一に、地中海をおさえるのが極めて重要に思われます。ティレニア海以西とイオニア海以東で2つに分けるとして、いずれか一方は確保しないと本拠点が危ういだけでなく拠点数を伸ばすきっかけを失います。東西いずれに進むかも含めて、あらかじめ覚悟する必要がありそうです。

第二に、中盤以降は陸軍が不可欠になります。対墺となって内陸に向かうのもそうですが、対土、対仏でも輸送しないとうまく攻略できなくなります。海軍国ではあるんですが、陸軍にも気を配りましょう。

第三に、外交ではイギリス、ロシアとは仲良くできそうです。この2か国と接するまでには時間がかかりすぎます。それ以前にフランス・トルコという盤面上有利な国への対処で協力することができるし、するべきでしょう。

 

トルコに盤石な配置をされる前に突破する必要があるという意味では最も時間的余裕がない国だと思っています。効率よく地中海を押さえ、その後のことは盤面を見て決める、という感じでいいような気がします。

 

イタリアの勝てなさは、勝ちパターンの少なさに由来する気がします。何か有効そうなプランを思いついたら追加しようと思いますが、今回はこの辺で。

次回はオーハンを検討します。